コンテンツにスキップ

中徳富駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中徳富駅
駅全体(2004年6月)
なかとっぷ
Nakatoppu
下徳富 (2.4 km)
(2.6 km) 新十津川
所在地 北海道樺戸郡新十津川町字弥生
北緯43度31分24.9秒 東経141度51分56.0秒 / 北緯43.523583度 東経141.865556度 / 43.523583; 141.865556座標: 北緯43度31分24.9秒 東経141度51分56.0秒 / 北緯43.523583度 東経141.865556度 / 43.523583; 141.865556
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 札沼線(学園都市線)
キロ程 73.9 km(桑園起点)
電報略号 ナフ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1956年昭和31年)11月16日[1]
廃止年月日 2006年平成18年)3月18日[JR北 1][新聞 1]
備考 乗降客僅少のため廃止
テンプレートを表示

中徳富駅(なかとっぷえき)は、北海道樺戸郡新十津川町字弥生にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)のである。事務管理コードは▲130221[2][注 1]

歴史

[編集]
1977年の中徳富駅と周囲約500m範囲。下が札幌方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

利用客僅少のため当区間廃止に先立つ2006年(平成18年)3月18日に廃駅となった[JR北 1][新聞 1]

駅名の由来

[編集]

初代の「中徳富駅」である新十津川駅は、地域名の「徳富」に、石狩川を基準にして中流にあることから「中」を冠したことによる命名であった[5]。2代目の「中徳富駅」である当駅についても、「上徳富」と「下徳富」の中間にあるための命名とされている[6]

なお、所在地名の「弥生」は、かつて内村ヤエという人物の家の脇を流れる川が「ヤエ川」と呼ばれ、いつしか「弥生」となったものであるとされる[7]

廃止時の駅構造

[編集]

単式ホーム1面1線を有する地上駅。駅舎、待合室ともなく、ホームのみが設置されていた。石狩当別駅管理の無人駅だった。駅の北側に南八号線の踏切が接していた。

駅周辺

[編集]

周辺は田園風景が広がるのみである。

隣の駅

[編集]
北海道旅客鉄道
札沼線(学園都市線)
下徳富駅 - 中徳富駅 - 新十津川駅

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 新十津川駅 - 石狩沼田間廃止以前当駅は旭川鉄道管理局管轄であり、事務管理コードも▲120203[3]であった。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、834頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道旅客局 編『日本国有鉄道 停車場一覧』日本国有鉄道、1985年9月20日、188頁。doi:10.11501/12065988ISBN 4-533-00503-9https://dl.ndl.go.jp/pid/12065988 
  3. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、220頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  4. ^ a b 杉山茂「電化目前の学園都市線と専用気動車のこと」『鉄道ファン』第615号、交友社、2012年7月、27頁。 
  5. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、32頁。NDLJP:1029473 
  6. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、54頁。ASIN B000J9RBUY 
  7. ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 162. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 2018年10月16日閲覧。 

JR北海道

[編集]
  1. ^ a b c 平成18年3月ダイヤ改正について” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2005年12月22日). 2005年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年7月23日閲覧。
  2. ^ 札沼線(学園都市線)の電化について” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2009年9月9日). 2009年9月14日閲覧。
  3. ^ 札沼線(学園都市線)の電化開業時期について” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2011年10月13日). 2011年10月17日閲覧。

新聞記事

[編集]
  1. ^ a b c “消える駅 ダイヤ改正で「中徳富」廃止”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2006年3月21日)

関連項目

[編集]