コンテンツにスキップ

天来書院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
天来書院
正式名称 株式会社 天来書院
英文名称 Tenrai Shoin Co.,Ltd.
現況 事業継続中
種類 株式会社
出版者記号 88715
取次会社 日本出版販売,トーハン,大阪屋栗田,八木書店,松村書道図書センター
取次コード 5050
法人番号 7010701006395 ウィキデータを編集
設立日 1990年6月2日
代表者 比田井和子
本社郵便番号 〒140-0001
本社所在地 東京都品川区北品川1-13-7
長栄ビル7F
資本金 1000万円
得意ジャンル 書道関連
外部リンク http://www.shodo.co.jp/
テンプレートを表示

株式会社 天来書院(てんらいしょいん)は、東京都品川区に本社を置く出版社であり、一貫して書道関係書出版を行う老舗である。大正6年の創業で、創業者は初代芸術院会員である比田井天来

略歴

[編集]
  • 1917年(大正6年) 比田井天来が「大同書会」の経営者に着任。10月より雑誌『書勢』発刊。
  • 1924年(大正13年) 「書学院」設立。
  • 1990年(平成2年) 「天来書院」に商号変更。

沿革

[編集]

創業

[編集]

書学院設立へ

[編集]

昭和期の活動と変遷

[編集]
  • 1928年(昭和3年) 4月、『書勢』編集長井原雲涯没。5月号を以って『書勢』休刊。
  • 1930年(昭和5年) 東京代々木南山谷に「書学院」を建設。あわせて比田井天来比田井小琴により、教授部が開設される。
  • 1931年(昭和6年) 7月に雑誌『書道春秋』、10月に雑誌『実用書道』創刊。
  • 1932年(昭和7年) 鎌倉の「書学院」本部の建設に着手。同11年完成。以後、代々木と鎌倉の両方で「書学院」の活動が行われる。
  • 1937年(昭和12年) 4月、鳴鶴門の同志や一門と共に「大日本書道院」を創立。6月、雑誌『書勢』復刊。
  • 1939年(昭和14年) 天来没。比田井南谷が「書学院」を継承する。『書勢』誌の刊行を継続し、古碑帖などを出版、小琴を助けて教授部を続行する。
  • 1943年(昭和18年) 第二次大戦の激化により、出版部は「大日本書道出版」に参加する。
  • 1945年(昭和20年) 終戦となり、出版および教授部の活動は一時停止する。
  • 1946年(昭和21年) 鎌倉の「書学院」本部において、小琴が教授部を再開する。
  • 1948年(昭和23年) 小琴没。南谷が「書学院」を横浜に移し、現在に至る。
  • 1969年(昭和44年) 南谷が横浜にて「書学院出版部」を再開。

天来書院へ

[編集]
  • 1990年(平成2年) 南谷の長女、比田井和子が「天来書院」として商号変更、法人設立。書籍やビデオなどメディア刊行の他、展覧会、イベントの企画、執筆など活動を広げる。
  • 1996年(平成8年) ビデオ『書-二十世紀の巨匠たち』(全6巻)刊行。インターネットホームページ開設。
  • 1998年(平成10年) 本社を品川に移転。
  • 2002年(平成14年) 天来書院テキストシリーズ増補8巻を加え、2014年現在61巻刊行中。
  • 2011年(平成23年) インターネットテレビ局「書道テレビ」を開局し、書道に関するあらゆる分野についての情報発信を開始。
  • 2014年(平成26年) インターネットの書道用品専門店「筆屋」を開設。

脚注

[編集]


参考文献

[編集]

外部サイト

[編集]