范敵真
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ガンガーラージャ गंगाराज | |
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チャンパ王 | |
在位 | 413年 - 415年 |
王朝 | 第2王朝 |
父親 | バドラヴァルマン1世 |
ガンガーラージャ[1](サンスクリット語: गंगाराज, ラテン文字転写: Gangārāja, 生没年不詳)は、チャンパ王国(林邑国)第2王朝の第4代国王(在位:413年 - 415年)。漢文史料では范敵真(はんてきしん、ベトナム語: Phạm Địch Chớn)と記される。
生涯
[編集]バドラヴァルマン1世の子[2][3]。父王の死後に即位すると、弟の范敵鎧がその母と共に出奔した。ガンガーラージャは二人を許すことができなかったことを悔やんで、国を捨てて憧れていたインドに赴こうとした[2]。大臣の蔵麟(『梁書』では蔵膋)に強く諫められたが聞き入れず、外甥のマノラタヴァルマンに譲位してガンジス川に向かった[1]。
出典
[編集]参考資料
[編集]- George Cœdès (May 1, 1968). The Indianized States of South-East Asia. University of Hawaii Press. ISBN 978-0824803681
- Sailendra Nath Sen (1999). Ancient Indian History and Civilization. New Age Internationalisbn=978-8122411980
- Geetesh Sharma (2010). Traces of Indian Culture in Vietnam. Rajkamal Prakashan. ISBN 978-8190540148
- 石井米雄、桜井由躬雄 編『東南アジア史 I 大陸部』山川出版社〈新版 世界各国史 5〉、1999年12月20日。ISBN 978-4634413504。
- 『梁書』巻五十四 列伝第四十八 林邑国
- 『南史』巻七十八 列伝第六十八 林邑国
- 『大越史記全書』外紀巻之四 属呉晋宋斉梁紀