LiveMaker
開発元 | ヒューマンバランス |
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最新版 |
02.17.07.18
/ 2017年7月18日 |
最新評価版 |
03.17.12.28
/ 2017年12月28日 |
対応OS | Windows Vista/7/8/10 |
種別 | ゲームスクリプトエンジン |
ライセンス | 独自ライセンス |
公式サイト | livemaker.net |
LiveMaker(ライブメーカー)は、ヒューマンバランスが提供していたアドベンチャーゲーム用スクリプトエンジン、または、そのエンジン上で動作するスクリプトの生成機能を統合した、ノベルゲーム総合開発環境。独自ライセンスの下で配布されていたフリーウェアである。
「吉里吉里2」のように、スクリプトを直接タイプする必要はなく、初心者に非常に優しい設計になっている。
2018年2月28日をもって公式に開発と配布の終了が宣言されたが、2019年5月現在、配布についてはLiveMakerのインストーラーと旧LiveMaker公式サイトのHTMLコンテンツがセットになったアーカイブが、有限会社ふりーむの運営する「Freem!(ふりーむ!)」にて「一切のサポート無し」を前提条件としてダウンロードできるようになっており、引き続き、その条件の下であれば本ソフトを利用できる。
構成するソフトウェア群
[編集]「LiveMaker」は、以下に示すソフトで構成されていた。
- LiveNovel
- GraphicsGale for LiveMaker
- LiveCinema
- シネマ(スライドアニメーション)を編集するためのソフトウェア。
- LivePreviewMenu
- BitMapToGale
そのほかにも、テストプレイ時のデバッグ用の実行機能を「LiveNovel」上から実行できた。しかし、この実行環境は「LiveNovel」とは別のプログラムであったため、デバッグ中にフリーズした場合でも「LiveNovel」上のデータの欠損が防げるという特性を持っていた。ただし、初期バージョンでは、この実行環境がフリーズすることがあった(実際に、完成ファイル用に出力されるプログラムファイルは、比較的安定していた)。
ロゴ表示
[編集]本ソフトの歴史初期から中期まではフリー、または同人向けの「LiveMaker」において、生成されたプログラムに強制的に「Made With Human Balance」のロゴが差し込まれる仕様だった。この表示は、「Made With Macromedia」を強く意識した形になっていた。本ソフトの中後期のバージョンではライセンス形態が刷新され、フリー版においてもロゴは差し込まれない仕様だった。
各バージョンによる違い
[編集]- LiveMaker
- LiveMaker(フリーウェア版、ライセンス変更以前)
- 主に、同人向けに用いられたソフト。作品の価格設定に制限があった(3000円まで)が、すべて無料で使用できた。
- LiveMakerPro(シェアウェア版、ライセンス変更以前)
- 主に業務用に用いられたソフト。「LiveMaker(フリーウェア版)」では、制限されていたソフトの価格設定が無く、追加の機能も多かった。ただし、一定のマージンをヒューマンバランスに支払う必要があった。
関連項目
[編集]脚注
[編集]外部リンク
[編集]- “LiveMaker - アドベンチャーゲーム・ノベルゲーム作成ツール”. 2018年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月9日閲覧。
- Freem! - ふりーむ!内のLiveMaker配布ページ 2019年5月21日閲覧。