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KABA.ちゃん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かばちゃん
KABA.ちゃん
本名 椛島かばしま 一華いちか[1]
性別変更前は椛島かばしま 永次えいじ
別名義 kaba(dos時代)
生年月日 (1969-06-19) 1969年6月19日(55歳)
出生地 日本の旗 日本福岡県福岡市博多区[2]
身長 172 cm
血液型 A型
職業 タレント振付師
ジャンル バラエティ音楽
活動期間 1996年 -
活動内容 歌手グループ「dos」元メンバー
事務所 プラチナムプロダクション
公式サイト 公式プロフィール
主な作品
振付作品
SMAP世界に一つだけの花
安室奈美恵Body Feels EXIT」「Chase the Chance」他
テレビ番組
笑っていいとも!」「もしもツアーズ」他
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KABA.ちゃん(カバちゃん[3]1969年昭和44年〉6月19日 - )は、日本振付師、タレント。本名、椛島 一華(かばしま いちか)[1]性別変更前は椛島永次(かばしまえいじ)。福岡県福岡市博多区出身[2]プラチナムプロダクション所属。以前はジールアソシエイツアンセムに所属していた。小室哲哉プロデュースの元dosのメンバー。安室奈美恵華原朋美SMAPの代表曲「世界に一つだけの花」の振付師[4]としても有名である。

略歴

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元々ピンク・レディー松田聖子といったアイドルが好きで、アイドルになるために近くのスポーツクラブでバレエを含めた様々なダンスを習っていたが[2]、テレビでマイケル・ジャクソンのダンスを目にし、その姿に憧れる[5]。資金を貯めるために入学半年で高校を中退[5]。ダンススクールの先生の勧めもあり、18歳で上京[2]。アルバイトを掛け持ちしながら週5日渋谷のダンススクールで学び[5]、この時にTRFSAM、ETSU、CHIHARUとも出会う[2]。21歳でニューヨークへ単身渡米し、ダンスの技術を磨く[5]

1995年(平成7年)、ミュージカル「1999...月が地球にKISSをする」のダンサーオーディションに合格した際、音楽監督を務めていた小室哲哉と知り合う。それが振付師としてのキャリアをスタートするきっかけとなった[6]

1996年(平成8年)、小室がプロデュースする3人組のダンスユニット・dosのメンバーとして『ASAYAN』(テレビ東京)からデビュー[2]。dos結成以前から現在まで振付師としても活躍している。安室奈美恵の小室プロデュース初期のヒット曲のほとんどや、『SMAP×SMAP』の歌コーナー・コンサートツアーの振り付けなどを担当、シングルでは2003年(平成15年)に発売されたSMAPの代表曲『世界に一つだけの花』の振付も担当した。

dos時代、話すとオネエ口調で同性愛者であることがわかってしまうため事務所サイドからテレビ出演の際は喋らないよう厳命されていたという[2]。しかし後に『笑っていいとも!』にdosとしてではなく「SMAPの振付師」という肩書きでそのまま出演するようになった際、オネエであることをカミングアウトした[2]。ちなみにdosメンバーだったtaekoasamiは、もちろん、TRFglobe安室奈美恵華原朋美も気づいており、dosの生みの親でもある小室は既に気づいていたという。番組には2005年(平成17年)3月23日まで隔週水曜レギュラーとして出演した。

2001年(平成13年)に、BSフジで放送された『鈴木あみのアイドルダウンロードショー』では、当時の本名であり出生名の椛島永次(かばしま えいじ)名義でゲスト出演。

2004年(平成16年)7月7日に、タレント千秋とのデュエットCD『つらいね赤ちゃん!/最近ハヤリのメイク歌』を「千秋 with KABA.ちゃん」のアーティストネームでリリースした。「最近〜」は、アニメ『とっとこハム太郎』のエンディング曲になっていた。

2005年(平成17年)2月18日放送のフジテレビ金曜エンタテイメント『おかしな二人 〜伊豆・天城越えオネエ旅 女郎蜘蛛伝説殺人事件〜』で筧利夫テレビドラマで共演し、ドラマ初出演で主役を務めた。

芸能界での一番の親友は光浦靖子(次いで相田翔子辺見えみりや前述の千秋など)。野沢直子も、『かばこは私の大切な親友の一人』と自身のブログ内で語っている。

現在は振付師、タレント活動の他、to be candidateというゲイだけのユニットに携わっており、プロデューサーとして育成中。

2014年10月5日放送の『ウチくる!?』の番組中で「去勢」したことを明らかにした[7]。また性同一性障害者特例法に基づき戸籍変更を行う意向もあると発表した[8]

2015年7月13日放送の『ノンストップ!』の番組中で、性別適合手術を行うことを明らかにし[9]2016年3月30日に声帯手術と同時に受け、無事に終わったことを4月3日に自身のFacebookで明かした[10]。その後、ボイスチェンジという手術を受け、声も女性声に変えている[11]。同年9月25日放送『ザ・ノンフィクション』にて、両親に新たな名前「一華(いちか)」を名付けてもらい、東京地方裁判所に戸籍上の名前・性別の変更を認められた過程が放送された[1][12]

人物

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アメリカ合衆国にて、ダンス留学の経験があるため、英語が堪能である。

中日ドラゴンズの投手、佐藤充が「カバちゃん」と呼ばれるほどに自分に似ていることについて、2006年6月21日付の『中日スポーツ』の一面で「自分も(佐藤投手が自分に)似ていると思っていた。佐藤投手には一度お会いしてお話したい」と語り、交流戦での彼の活躍を称えるとともに佐藤投手にエールを贈った。

美容外科の先生に「平均的な男性の顔より5mm長い」と言われたのでアゴを5mm削った[13]。また、アゴの整形手術と同時に、金運上昇のために福耳手術を受ける。左右同じ大きさにならず、左の耳たぶが右に比べて大きくなった[14]

明石家さんま曰く「性転換してから街に出るのが楽しくなった。信号待ちしていて男性を見るたびに「この人と結婚出来るんだ!」と嬉しくなり、自然とスキップを踏んでる」と暴露された。また、女性器を決める際に何にして良いか分からず、明石家さんまに写真を送り、「これええんちゃう?」と決めてもらった。

安室奈美恵とのエピソードでは、「彼女は振り付けを覚えるのが早すぎて、次の振り付けを考えているときに覚えちゃって自分が追いつかなくなってしまい待たせてしまう、当時はまだ凄く忙しかった時期に次から次へとシングルカットされていた」という。当時スーパーモンキーズ (現・MAX)のメンバーと休憩時間中はしゃいでいたが、その時安室は1人で黙々と練習していたことを話した。当時のお互いの呼び方は安室は「KABAさん」、KABAは「奈美恵ちゃん」と呼んでいた。(後にKABA.ちゃんはMAXの銀河の誓いの振り付けを担当している)

作品

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シングル

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DVD作品

振付師としての活動

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作品

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SMAP 関西テレビフジテレビSMAP×SMAP
2003年/『世界に一つだけの花[4]
CONCERT TOUR 2000・2001・2002・2003 等
安室奈美恵 1995年/『Body Feels EXIT[15]Chase the Chance[15]
1996年/『Don't wanna cry』『You're my sunshine[15]LET'S DO THE MOTION』『a walk in the park[15]
1997年/『How to be a Girl
1999年/『toi et moi
2007年/『It's all about you』(『NAMIE AMURO PLAY TOUR 2007』より)
華原朋美 1995年/『keep yourself alive』『I BELIEVE
2003年/朋ちゃん&コロッケ『ありがとね!』
dos 1996年/『Baby baby baby』『more kiss』『CLOSE YOUR EYES』
ジョビジョバ フジテレビ『胸さわぎの土曜日
米倉利紀 「98'NASTY GROOVE NIGHT Vol.4」コンサートツアー
「flave」コンサートツアー'99
「99'NASTY GROOVE NIGHT Vol.5」コンサートツアー
「2000 power」コンサートツアー
タンポポ 1998年/『ラストキッス
MAX 1999年/『Love impact』『銀河の誓い』(HIMAQUARIUS』のカバー)
2010年/『どんなときも。』(槇原敬之どんなときも。』のカバー)
AN-J 1999年/『笑顔が見える場所〜I WANNA GO〜』(華原朋美『I WANNA GO』のカバー)
AI-SACHI 2001年/『BEFORE DAWN』
観月ありさ 『ナースのお仕事 ザ・ムービー』『ナースのお仕事4』(『ナースのお仕事』より)
三瓶 2001年/『SANPEI DAYS』『三瓶の39days』
2002年/『三瓶のエブリディ』
RAG FAIR 2002年/『ラブラブなカップル フリフリでチュー
V6 2003年/『Darling
千秋 with KABA.ちゃん 2004年/『つらいね赤ちゃん!』
フルーツポンチ 『それゆけ! おはマーチ』
The Students 『ハトマメ 〜Say Hello To The World.〜』(『さんまのSUPERからくりTV』より)
松坂慶子 愛の水中花』(NHK 第36回思い出のメロディー
ピンク・レディー メモリアルコンサート
ピーター 「人間狩り」(35th.ドラマチックコンサート)
びゅーちふるず 『みんなだいすきモンチッチ』(キッズステーション人形アニメ『モンチッチ』テーマソング)
エナポゥ 『テキワナタイン』(NHK『おでんくん』テーマソング)
AWA DANCE 映画『阿波DANCE』(オリジナルAWA DANCE)
Pabo 2007年/『恋のヘキサゴン』(作詞:島田紳助、作曲:高原兄
笑顔体操 フジテレビ『体操の時間。』『FNS27時間テレビ!! みんな笑顔のひょうきん夢列島!!』より
矢島美容室 2009年/『はまぐりボンバー
麻生夏子 2011年/『にゃんぱいあ体操』(作詞・作曲・編曲:前山田健一
HKT48 2014年/『控えめI love you !』(作詞:秋元康、作曲:pakorama)[16]
Kis-My-Ft2 2015年/『最後もやっぱり君』(作詞・作曲:つんく[17]

CM振付

  • Jミート「お肉スキスキ」
  • ピーチ・ジョン「PEACH JOHN」
  • 東芝・薄型大型テレビ「beautiful"face"」、face「テレビを2倍」
  • ロッテ・ピュアホワイトガム「噛んでホワイト」
  • ダイアナ「ダンス篇」

ミュージカル振付

  • 青山劇場『リトル ショップ オブ ホラーズ』テーマ曲(2005年)

イベント振付

  • サンリオピューロランドパレード「Believe」テーマ曲「ココロつなぐリズム」(作詞・作曲:大江千里 2007年)
  • USJ10周年記念ソング 「グッキー GOOD LUCKY!!!!!」 唄 GReeeeN×ベッキー#

出演

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テレビ番組

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ラジオ番組

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CM

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映画

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劇場アニメ

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テレビドラマ

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テレビアニメ

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舞台

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  • メルシィ! 僕ゥ?(2007年6・7月、CX事業部)振付&出演

書籍

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著書

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脚注

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  1. ^ a b c “KABA.ちゃん、本名を「椛島一華(いちか)」に変更 性別変更認められる”. デイリースポーツonline. (2016年9月25日). https://www.daily.co.jp/gossip/2016/09/25/0009523130.shtml 2016年9月25日閲覧。 
  2. ^ a b c d e f g h KABA.ちゃん(インタビュアー:CO-KEY)「スペシャル対談CO-KEYの「WE LOVE 故郷」feat.KABA.ちゃん」『フクポン.com』http://www.fukupon.com/magazine/love/love031/2016年9月25日閲覧 
  3. ^ アルファベット表記の直後にドット(.)があることに注意。
  4. ^ a b “KABA.ちゃん 「世界で一つだけの花」振り付け秘話語る”. デイリースポーツonline. (2018年9月17日). https://www.daily.co.jp/gossip/2018/09/17/0011649553.shtml 2018年11月16日閲覧。 
  5. ^ a b c d KABA.ちゃん 夢のために節約した極貧時代の食事を明かす”. livedoor NEWS. LINE Corporation (2016年11月23日). 2018年11月16日閲覧。
  6. ^ 新潮社刊『FOCUS』1996年8月14・21日盛夏増大号「大躍進ストーリー 安室の振付師『dos』のkaba ダンスで天下を獲るまで」4P-5Pより。
  7. ^ “KABA.ちゃん去勢「タマ取りました」”. 日刊スポーツ. (2014年10月6日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20141006-1378357.html 
  8. ^ “KABA.ちゃん戸籍変更、結婚も視野”. Daily Sports Online. (2014年10月14日). https://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2014/10/14/0007416574.shtml 2014年10月16日閲覧。 
  9. ^ KABA.ちゃん 性別適合手術を決意「女性として死にたい」”. Sponichi Annex (2015年7月13日). 2015年7月13日閲覧。
  10. ^ KABA.ちゃん、性別適合手術が無事成功”. モデルプレス (2016年4月12日). 2016年4月13日閲覧。
  11. ^ “KABA.ちゃん 声の女性化に30万円”. DAILY SPORTS ONLINE. (2016年7月2日). https://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2016/07/02/0009245655.shtml 2016年7月11日閲覧。 
  12. ^ ザ・ノンフィクション KABA.ちゃん、女になる - とれたてフジテレビ”. フジテレビ. 2016年9月25日閲覧。
  13. ^ “KABA.ちゃん 整形費用210万円(1)”. デイリースポーツonline. (2013年6月22日). https://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2013/06/22/0006097589.shtml 2014年9月15日閲覧。 
  14. ^ “KABA.ちゃん 整形費用210万円(2)”. デイリースポーツonline. (2013年6月22日). https://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2013/06/22/1p_0006097589.shtml 2014年9月15日閲覧。 
  15. ^ a b c d “KABA.ちゃん、安室との思い出語る「ダンス覚えるのが本当早かった」振り付け担当”. Sponichi Annex. (2018年9月16日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/09/16/kiji/20180916s00041000259000c.html 2018年11月16日閲覧。 
  16. ^ 指原莉乃がKABA.ちゃんに振付を直談判! HKT48「控えめI love you!」MV公開”. マイナビニュース (2014年9月11日). 2014年9月15日閲覧。
  17. ^ キスマイ、つんく♂提供バラードで手話に挑戦 北山宏光「家で浸って」”. ORICON STYLE (2015年10月20日). 2015年10月20日閲覧。
  18. ^ カバ係員(アルバム公式アカウント)2013年5月1日の発言堂本剛「カバ」”. ジャニーズ・エンタテイメント. 2013年5月3日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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