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蒼乃夕妃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あおの ゆき
蒼乃 夕妃
生年月日 (1983-09-12) 1983年9月12日(41歳)
出身地 日本の旗 日本岡山県岡山市
身長 164cm
血液型 O型
職業 女優
ジャンル 舞台
活動期間 2004年 -
活動内容 2004年:宝塚歌劇団入団、星組配属
2009年:月組へ異動、月組トップ娘役就任
2012年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開
配偶者 中河内雅貴
事務所 東宝芸能
公式サイト 蒼乃夕妃 公式プロフィール
主な作品
宝塚歌劇
ANNA KARENINA
THE SCARLET PIMPERNEL
アルジェの男
備考
宝塚歌劇団卒業生
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蒼乃 夕妃(あおの ゆき、1983年[1]9月12日[2] - )は、日本女優[3]。元宝塚歌劇団月組トップ娘役[2][3][4][5]

岡山県岡山市[2]山陽女子高等学校出身[2]。身長164cm[1]。血液型O型[1]。愛称は「まりも」、「ゆき」[6]

所属事務所は東宝芸能[1]

来歴

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2002年、宝塚音楽学校入学。

2004年、宝塚歌劇団に90期生として入団[7]雪組公演「スサノオ/タカラヅカ・グローリー!」で初舞台[2][8][4]。その後、星組に配属[2][5]

ダンサーとして頭角を現し[8]、2005年の「それでも船は行く」でバウホール公演初ヒロイン[2][5]。入団2年目での抜擢となった[2][4][5]

2007年の「KEAN」(日生劇場公演)で、専科理事の轟悠の相手役を南海まりと務め、ダブルヒロイン[5]

2008年、バウ・ワークショップ「ANNA KARENINA」で、2度目のバウホール公演ヒロイン[8][5]。続く「THE SCARLET PIMPERNEL」で新人公演初ヒロイン[2][8]。その後も3作連続で新人公演ヒロインを務める[2][8]

2009年、「コインブラ物語」(ドラマシティ・日本青年館公演)で、再び専科・轟悠の相手役を務め、東上公演ヒロイン[8][5]。同年12月21日付で月組へと組替えし、12月28日付で月組トップ娘役に就任[2][8][4][5]霧矢大夢の相手役として、翌年の「THE SCARLET PIMPERNEL」でトップコンビ大劇場お披露目[7][4]

2012年4月22日、「エドワード8世/Misty Station」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を霧矢と同時退団[4]

退団後は単身ニューヨークに渡りダンスを学び、帰国後は舞台を中心に活動を続けている[7]

2016年に俳優の中河内雅貴と結婚し、2021年に第一子を出産したことを報告[3]

宝塚歌劇団時代の主な舞台

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初舞台

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  • 2004年4 - 7月、雪組『スサノオ』『タカラヅカ・グローリー!』[4]

星組時代

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月組トップ娘役時代

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出演イベント

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  • 2005年12月、『花の道 夢の道 永遠の道』
  • 2006年4月、『星組エンカレッジ・コンサート
  • 2007年7月、『宝塚巴里祭2007』
  • 2007年9月、『TAKARAZUKA SKY STAGE5th Anniversary Special』
  • 2008年12月、タカラヅカスペシャル2008『La Festa!』
  • 2009年12月、タカラヅカスペシャル2009『WAY TO GLORY』
  • 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
  • 2012年3月、蒼乃夕妃ミュージック・サロン『VERY BEST OF ME』 主演

宝塚歌劇団退団後の主な活動

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舞台

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  • 2012年7月、『BAD GIRLS meets BAD BOYS』(東京国際フォーラム・ドラマシティ・他)[9]
  • 2014年5 - 7月、『セレブレーション100! 宝塚』(青山劇場・梅田芸術劇場・他)[10]
  • 2014年11 - 12月、『CHICAGO TAKARAZUKA 100th Anniversary OG version』(東京国際フォーラム・梅田芸術劇場・他) - トップレディース 役[11]
  • 2015年4月、『CLUB SEVEN 10th』(シアタークリエ・ドラマシティ・他)[12]
  • 2015年10月、『ボーイバンド』(よみうり大手町ホール・サンケイホールブリーゼ・他)[13]
  • 2016年1 - 2月、『Honganji』(新歌舞伎座・中日劇場・EX THEATER ROPPONGI) - 桔梗 役[14]
  • 2016年7月、『CHICAGO 宝塚歌劇OGバージョン』(梅田芸術劇場・東京国際フォーラム・KAAT神奈川芸術劇場・リンカーンセンター) - トップレディース 役[7]
  • 2016年12月、『23階の笑い』(紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA) - キャロル・ワイマン 役[15]
  • 2017年3月、『アルジャーノンに花束を』(天王洲銀河劇場・兵庫県立芸術文化センター) - フェイ・リルマン 役[16]
  • 2017年5 - 7月、『グレート・ギャツビー』(日生劇場中日劇場梅田芸術劇場博多座) - マートル・ウィルソン 役[17]
  • 2017年9 - 10月、『THE CIRCUS!』(よみうり大手町ホール・サンケイホールブリーゼ・他) - モニカ 役[18]
  • 2017年12月、『夜曲』(東京芸術劇場) - 千代/偽千代 役[19]
  • 2018年5月、『クレスト☆シザーズ』(サンシャイン劇場サンケイホールブリーゼ) - 一葉蘭 役[20]
  • 2018年6 - 7月、『THE CIRCUS! EPISODE2』(よみうり大手町ホール・サンケイホールブリーゼ・他) - モニカ 役[21]
  • 2019年4 - 5・8月、『アニー』(新国立劇場・他) - グレース 役[22]
  • 2021年4 - 5月、『エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』(梅田芸術劇場東急シアターオーブ[23]
  • 2021年11月、『Greatest Moment』(梅田芸術劇場・東京国際フォーラム)[24]
  • 2022年10 - 11月、『世界でいちばん美しい~鎌倉物語~』(ステラボール・COOL JAPAN PARK OSAKA) - 北島玲子 役[25]
  • 2022年12 - 2023年1・8月・2024年1月、『スクールアイドルミュージカル』(新国立劇場・梅田芸術劇場・他) - 椿マドカ 役[26]
  • 2025年2 - 4月、『スクールアイドルミュージカル』(日本青年館ホール大阪新歌舞伎座) - 椿マドカ 役[27]

受賞歴

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脚注

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出典

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  1. ^ a b c d 蒼乃夕妃 公式プロフィール 東宝芸能。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s プレシャス!宝塚 日刊スポーツ。
  3. ^ a b c 元宝塚月組娘役トップ蒼乃夕妃が第1子出産 初産振り返り「我が子の顔を見たら全て吹っ飛びました」 スポーツ報知。
  4. ^ a b c d e f g h i 蒼乃夕妃サヨナラ特別番組「Dancing DOLL」 タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l スター・ロングインタビュー#33「蒼乃夕妃」 タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  6. ^ 『宝塚おとめ 2011年度版』 阪急コミュニケーションズ、2011年、54頁。ISBN 978-4-484-11505-4
  7. ^ a b c d e 中河内雅貴と元宝塚・蒼乃夕妃が結婚「とても刺激し合える、尊敬出来る大切な存在」 オリコンニュース。
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m プレシャス!宝塚 日刊スポーツ。
  9. ^ 『BAD GIRLS meets BAD BOYS』インタビュー 湖月わたるさん、水 夏希さん、蒼乃夕妃さん、TAKAHIROさん”. エンタメターミナル. ERIZUN. 2024年9月8日閲覧。
  10. ^ 『セレブレーション100!宝塚~この愛よ永遠に~』囲み取材が行われました”. エンタメターミナル. ERIZUN. 2024年9月8日閲覧。
  11. ^ ブロードウェイミュージカル『シカゴ』宝塚歌劇100周年記念OGバージョン”. CoRich舞台芸術!. こりっち. 2024年9月8日閲覧。
  12. ^ CLUB SEVEN 10th stage! 開幕レポート”. げきぴあ. ぴあ. 2024年9月8日閲覧。
  13. ^ 「BOY BAND ボーイバンド」平野良、大山真志らが、男性ボーカルグループを結成!?”. SPICE. eplus. 2024年9月8日閲覧。
  14. ^ 【舞台写真掲載!】『Honganji』開幕レポート”. おけぴネット. おけぴ. 2024年9月8日閲覧。
  15. ^ ふぉ~ゆ~がニール・サイモンのコメディ「23階の笑い」に主演、演出は錦織一清”. ステージナタリー. ナターシャ. 2024年9月8日閲覧。
  16. ^ 「アルジャーノン」開幕、矢田悠祐が変貌遂げる「自信を持って世に出したい」”. ステージナタリー. ナターシャ. 2024年9月8日閲覧。
  17. ^ “「グレート・ギャツビー」新ビジュアル、井上芳雄のもとに集う夢咲ねねら”. ステージナタリー. (2016年12月2日). https://natalie.mu/stage/news/211641 2016年12月5日閲覧。 
  18. ^ 「THE CIRCUS!」キャスト集結!屋良朝幸「ダンスを続けてきたから出会えた作品」”. ステージナタリー. ナターシャ. 2024年9月8日閲覧。
  19. ^ 横内謙介「夜曲」が西田大輔演出で音楽劇に、主演は川村陽介”. ステージナタリー. ナターシャ. 2024年9月8日閲覧。
  20. ^ 「クレスト☆シザーズ」舞台化決定!赤澤遼太郎主演!松田岳・小南光司ら第一弾出演者発表!”. 2.5news. 2018年2月27日閲覧。
  21. ^ 屋良朝幸主演、ミュージカル「THE CIRCUS!」EPISODE2が全国5カ所で”. ステージナタリー. ナターシャ. 2024年9月8日閲覧。
  22. ^ 2019年の「アニー」幕開け、山崎玲奈&岡菜々子が意気込み”. ステージナタリー. ナターシャ. 2024年9月8日閲覧。
  23. ^ 宝塚版「エリザベート」25周年記念コンサートの出演者発表、歴代出演メンバーがずらり”. ステージナタリー. ナターシャ. 2024年9月8日閲覧。
  24. ^ 時代を彩ったスターたちが集結、宝塚歌劇花組・月組の100周年に「Greatest Moment」”. ステージナタリー. ナターシャ. 2024年9月8日閲覧。
  25. ^ IMPACTors横原悠毅&椿泰我が幼なじみに、ミュージカル「世界でいちばん美しい」開幕”. ステージナタリー. ナターシャ. 2024年9月8日閲覧。
  26. ^ 鮮やかに進化した「スクールアイドルミュージカル」再演スタート”. ステージナタリー. ナターシャ. 2024年9月8日閲覧。
  27. ^ 「スクールアイドルミュージカル」2025年公演決定!キャストビジュアル一挙解禁”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年10月17日). 2024年10月18日閲覧。
  28. ^ 『2010年宝塚 Stage Album』 阪急コミュニケーションズ、2011年、81頁。ISBN 978-4-484-11502-3
  29. ^ 『2011年宝塚 Stage Album』 阪急コミュニケーションズ、2012年、85頁。ISBN 978-4-484-12505-3

参考文献

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  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 

外部リンク

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